水道工

給排水配管を行う職人さんです。便器の取り付けや給湯器の取り付けも行います。
外の配管の時は土を掘って配管を通しますが、狭い場所などでは手掘りになりますのでなかなか根気のいる作業です。
ライフラインの一つである水を扱うため、漏水には特に注意が必要です。やみくもに配管すればいい訳ではなく、排水の流れを想像しながら無理なく流れていくルートを探します。
時には床下に潜って作業をすることも多々あります。
単価は比較的高いです。
電気工

電気配線を行う職人さんです。照明器具の取り付けからコンセント・スイッチまで。家1件あたりものすごい量の配線を扱います。私なら途中で訳が分からなくなりそう。
アンテナの取り付けやダクト配管なども行います。高所作業もたびたびあり、また電気を扱う仕事柄感電することもあります。(たまーにですが)
どことどこの線をつなげばいいのか、頭の中でしっかりと整理する能力が必要です。床下、天井裏に潜ることも少なくありません。
リフォームの際はさらに大変で一つづつ配線がどうなっているか確認する必要があり、半日天井裏の中ということも珍しくないです。
塗装工

建物の屋根や外壁を塗装したり、中の造作部材を塗装する仕事です。溶剤系を扱い、体調が悪くなる人もいますが、たいていの職人さんは慣れてしまっており、あまり感じなくなってきます。
外壁、屋根塗装などは細かい所までしっかりと作業できる細やかさと、忍耐強さが必要です。夏の屋根の上などは歩けなくなるほど熱くなりますので、注意。
色を調合することもあり、色合わせの技術も必要です。
左官工

モルタルや塗り壁などを扱う職人さんです。最近は少なくなってきましたが、モルタルの外壁を塗ったり、駐車場の土間打ちをしたりします。内部では珪藻土やしっくいを扱います。
鏝が必須道具の一つであり、職人さんが自分で使いやすいようにオリジナル加工をする人もいます。
鏝一つで様々な表情を作ることができ、素晴らしい技術職です。
内装工

壁紙やクッションフロア、カーペットなどを施工します。
一見簡単そうに見えるのですが、実際にやると難しくコツをつかむまでは苦労します。
他の職種に比べて重い材料などはなく、危険も少ない職種です。扱う道具も比較的少ないため女性職人さんも多いです。
現場監督の中でもし自分が職人さんになるなら、内装工かなと人気が高い職業になります。
まとめ
今回は家造りに関わる代表的な仕事例をご紹介しました。建設現場は危険、きつい、汚いが未だに残っており、特に最近の異常気象も相まってつらい業種となってきています。
現場を知らない「若い建築士 VS 職人さん」 の構図も良く見る風景ですね。お互いの気持ちは分かりますが、まずは礼儀をわきまえて、現場を見ろ。というのが私の持論です。
いくら素晴らしい設計をしても、安全性に問題があったり、今の技術ではできなかったりと机上の空論になります。
それでも、そういった若手のとんでもない発想から、素晴らしいものが出来上がったりもするのが建築の面白い所です。
また、職人さんの世界では業界全般に若い人間が少なく、高齢化も非常に問題となっています。10年後にはますます顕著になってくるでしょう。
そんな中、生き残るのは非常に難しく、実際に中堅ハウスメーカーの倒産も増えてきています。
腕のいい職人さんを抱えていくことが、必須でそのためには賃金の向上、労働環境の向上が必要ではないでしょうか。
最後に一言 「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ!」


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